民間バンクでの臍帯血の保存

もしも病気になったときに治療に使うために、赤ちゃん本人のさいたい血を企業の運営する民間さいたい血バンクで保管している人もいます。


民間バンクでのさいたい血の保存が公的バンクと大きく異なるのは、誰かを助けるためではなく、両親などの家族がお金を払ってあくまで赤ちゃん本人のために保存するということです。

白血病など、現在さいたい血が移植治療に使われている病気に備える保険のような感覚で保管を依頼する人は多いようです。
治療に使う確率は前述のようにかなり低いとはいえ、身近に白血病になったことのある人がいる場合には、他人事と思えないのは当然かも知れません。

民間バンクにさいたい血を保管する人たちは、再生医療への期待も大きいようです。
けれども研究者の中には再生医療の実現可能性を盛んに吹聴する人もいれば、「再生医療の研究はまだ始まったばかりで、10年以内に実現するなどというレベルのものではありません。

赤ちゃんが大人になったとき、どの程度の再生医療が実現しているかは誰にもわかりません。
「過大な期待はしないほうがいいと思います」と慎重論を唱える人もいます。
再生医療にどこまで期待するかは、専門家の間でさえ意見が分かれる問題なのです。

現段階では、さいたい血保存という「保険」が実際に役立つ可能性はかなり低いようですが、悩ましいのは、取れるチャンスは一度きりということです。

再生医療の発展を信じ、さいたい血を取っておかないと万が一のときに後悔するかもしれないと考える人は、民間バンクにさいたい血を保存することを選ぶかもしれません。

とりあえず10年保管してみて、そのとき再生医療がまったく進歩していなければ廃棄、治療に使えそうなら更新するという判断もあるでしょう。

スポンサードリンク

フィード